採用情報
RECRUIT
先輩メッセージ技術職(生産技術)
技術課の仕事は幅広い。
機械・電気設計等の開発業務、
メンテナンス・修理等の保全業務、
生産効率や安全に配慮した工場内レイアウトの検討等の
設備設計業務までを担っている。
それら一つひとつの業務に与えられる裁量は大きく、
まさに歯車ではない、
ダイナミズムを体感できる仕事だ。
現在の仕事内容について
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現在の仕事は生産設備の保全が主な業務で、メンテナンス、修理、生産性向上に繋がる改善策の提案等を行っています。今は大量生産の時代ではなく多品種・小ロットの生産が求められているので、それに対応したラインが効率良く動くよう数々の制御プログラムを組むことも大切な業務です。また、新しいオフィス家具の生産に対応するため、生産設備の導入検討も行います。機械メーカーから購入してカスタマイズする場合もあれば、機械を一から内製する場合もあります。内製の場合、【機械の設計→必要資材の購入→組み立て→試運転→稼動】を私たちの手で行います。独自の機構を持った製品が多いため、今では工場全体の3~5割はオリジナルとなっています。
あくなき成長を目指して
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他のメーカーであれば、機械設計、電機設計、生産技術、というように業務が専門分化されているケースが多いと思いますが、ナイキでは一人の担当が複数の工程を管理するスタイルをとっています。そのため幅広い知識・能力が必要になり大変な面もありますが、"モノづくり"の全ての工程に携われるやりがいは、物事の一から十まで知りたいと思っている私にとって充実した日々を感じさせてくれる一番の理由になっています。私の場合、機械工学出身のため電気関係の知識は正直それほど持っていませんでした。入社後3ヶ月は研修期間として丁寧に指導をいただきましたが、それはもちろん基礎の基礎。業務に活かすため、学生時代のテキストを引っ張り出して勉強することもあります。
また外部で開催される研修も積極的に活用していて、最近では「制御システム」に関する講習を受講しました。まだまだやるべきことが山積みの状況ですが、様々な工程を若いうちから任せてもらえるのは当社の特長、その想いに少しでも多く応えられるよう、日々学んでいます。
成長を実感した瞬間
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配属が決まり4ヶ月が経過した頃、数年前に内製したオリジナル機械がニーズに合わなくなってきたため、その改良を担当したことがあります。右も左もわからない状況で任された責任ある仕事に正直不安がいっぱいでした。それでも先輩の力を借りながらなんとか完成させ、自分が思っていた通りに機械が動く姿をみたときはすごく達成感があり、少しは成長できたかなと感じました。また、華やかさは薄いのかもしれませんが、機械トラブルが発生した際の「原因究明~改善措置」を講じるまでのスピードが入社当時から比べると格段にスピードアップしているのが密かな喜びです。実感値でいえばこのことが最も強い成長かもしれません。
心がけていること
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仕事は課題の連続ですが、その課題にぶつかった瞬間"自分らしい"解決の道筋を立てられるかどうかが技術者の資質として問われる重要なポイントだと考えています。当社は親切・丁寧に対応してくれる先輩が多く、他社からも「人のナイキ」と呼ばれるほど。そのため、嫌な顔一つせずにアドバイスをもらえる社風ではありますが、そこに甘えてはいけないというのが私のルール。必ず自分なりの解決方法を考えてから、それに対するアドバイスを求めるように心がけています。特に最近では、そもそも相談すべき内容かどうかを自分なりに判断する(安易に人に頼らない)ことも重要だと思っています。ただ、「報連相」については、日々同じ空間でお互い意識し合いながら仕事をする風土があるため、自然と共有できていることがほとんどですね。
技術職を志す皆さんにお伝えしたいこと
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私も同じですが『機械いじりが好き』、そんな気持ちがルーツになっている人がほとんどだと思います。ただ、機械は作るのが人なら、使うのも人。個人的な趣味でやるのでなければ、結局人との関わりが一番基本になるのだと感じています。設計書通りの機械を作る能力はもちろん大切ですが、それ以上に、現場を歩いているとき、現場スタッフからフッと上がる要望に対して応えていける能力を身に付けていくこと。もっと言えば、そんな要望を気軽に言ってもらえるような人間関係を作っておくことが何より重要だと思えるようになりました。それと同時に、オリジナル機械をゼロから生み出すのと同じくらい、スタッフからの「ありがとう!」がやりがいになっているから不思議です。これも、アットホームなナイキならではのことかもしれません。
編集後記
今回インタビューを行なった原口君は、地元である滋賀でモノづくりに携わりたいという思いで就職活動をしていました。そこで出会った企業が、彦根市に工場を構える当社。滋賀の活性化と技術者としてのやりがい、その2つの就職観が満たされ入社を決めました。ナイキの滋賀工場は、多品種・小ロットといった時代のニーズに合わせて日々進化しています。だからこそ、若手であってもモノづくりのプロとして任される責任は大きい―。そんな自覚と成長を感じさせてくれるインタビューでした。また、休みの日には地元の仲間と会ったり、仕事の話をしながら美味しいお酒を飲んだりしているそうですが、そんなオフの充実ぶりも仕事のモチベーションに繋がっているようですよ。