ソリューション SOLUTION
内装の施工
天井の施工は、「吊天井」が主流です。
空調、換気、照明などの大きな設備を取りつけることが多い天井は、オフィスにとって大変重要な空間です。床・壁以上に大きな空間を取るのが普通ですが、建築の構造上、梁や柱によって天井裏のスペースを確保できないこともあります。そこで、"下がり天井"といって、一部の天井高さを低くしてダクトを隠す工夫をしているケースもよくあります。現在は各設備を隠すため、スラブ天井から吊るような形で天井裏空間を作ることが主流となっています。
壁は大きくわけて「造作壁」と「間仕切り」の2種類。
壁も躯体の場合はコンクリートや鉄骨部材でつくられるので、そのままでは仕上材の施工ができません。そこで通常は軽量鉄骨で下地をつくります。基本的に天井と床にスタッドと呼ばれる柱を突っ張らせて固定する工法を用いるため、建築の壁との間に照明スイッチやコンセントなどの配線スペースがとれることになります。
床下に配線を隠して、見た目すっきり。
オフィスのOA化が進んだころから、増え続ける配線容量に対応するためOAフロア(フリーアクセスフロア)と呼ばれる二重床へのリフォームが多くなってきました。OAフロアには、脚部分が独立している支柱分離タイプと脚とパネルが一体化した置敷タイプに分類できます。支柱分離タイプは脚の高さの調節が可能なのでサーバールームのような極端に配線が増えるスペースにも対応できます。
OAフロアの施工例
増え続ける配線は、床下へ。
リニューアル前
リニューアル後