防災オフィスマニュアル ver2022
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定期的な換気新型コロナウイルス対策にはこまめな換気が重要です。部屋の温度や湿度にも気を配りましょう。こまめな消毒と清掃多くの人が利用する場所は特にこまめに消毒を行い、消毒液に強い素材や清掃しやすい家具を選びましょう。一方通行ルールの導入社員同士のすれ違いを防ぐことで不要な接触を減らすことができます。空間、個室の有効活用会議室や応接室などの空いた個室は什器のレイアウトを変えて執務空間として活用。着座の履歴をとるどこに誰が座ったのかわかるようにしましょう。固定席がおすすめですが、フリーアドレス運用の場合は席の予約アプリなどを活用して履歴をとりましょう。ワンポイントチェック!手洗いとマスク着用の習慣化感染症対策の基本は「手洗い」と「マスク着用を含む咳エチケット」です。個室はドアをあけて開放会議室や応接室などの個室はできるだけドアを開けて密閉しないようにしましょう。共有スペースの分散OA機器スペースやパーソナルロッカーなど、人が集まる場所は分散させてレイアウトします自席以外のワークスペースソロワークブースやミーティングブースなど、自席以外のスペースも活用することで密集を防ぎます。テレワーク時のルール・環境の整備労働時間の適正な把握や、作業環境の整備を行いテレワーク時もパフォーマンスを発揮できるようにしましょう。これから導入したい5つのポイントすぐにできる4つのポイント プラスα感染状況に合わせて、対策やそれに伴う支援に関する情報は更新されていきます。⾃治体や官公庁などの情報サイトも定期的に確認しましょう。07コロナ禍における感染対策の必要性新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、様々な企業がこの事態に対応していくため、新しい働き方を含めたオフィスでの感染症対策を行っています。2020年3月、全国の一般労働者を対象に行われた新型コロナ ウイルス感染症に関わる調査では*)、職場でのコロナ対策の実施数が多い方が、労働者の心理的ストレス 反応は低く、仕事のパフォーマンスは高いという結果が出ています。長期にわたるこのコロナ禍において、対策の実施や見直しをすることは、企業で働く人々・関係者の生命と 健康を守り、企業の事業継続につながっていきます。*)Sasaki N, Kuroda R, Tsuno K, Kawakami N. Workplace responses to COVID-19 associated with mental health and work performance of employees in Japan. J Occup Health. 2020; 62(1): e12134. https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/1348-9585.12134(2022年3月30日現在)ニューノーマルにおけるオフィス運用のポイントコロナ禍において、オフィスをニューノーマルに対応していくためには、対策として何が有効なのかを知り、 出来ることから取り入れていくことが大切です。Part2 | 感染症対策について

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