01パンデミック禍を経た日本のオフィスは、技術革新などによって求められる要素が大きく変化しました。昨今はオフィスへの「回帰」が進みましたが、従来のオフィスづくりからは大きく進化し様々な視点からの課題解決が求められています。働き方にあわせて働く場を選択できるABWも「与えられるもの」から「作り出すもの」へと進化し、柔軟性と多様性がますます必要となっています。これらを踏まえたオフィスづくりには都市づくりの発想が取り入れられ、「コミュニティベースデザイン」で最適解を求める動きもあります。例えばリチャージを行う場では、誰かと話しながらリフレッシュすることもあれば自分の世界に没頭して気持ちを切り替えたいこともあります。このように空間機能にも混合利用があることを認知する必要があります。そして、重要なのは利用者の声がどこにあり、何を目指しているかを相互に理解すること。「コミュニティベースデザイン」はそのための手法として有効です。さらにメインユースのストラテジーを中心に据え、関連の深い機能空間を順に配置。緩衝空間はワーカーの接点となる工夫をすることでセレンディピティを誘発し、働くことが楽しくなるオフィスの雰囲気を醸し出します。ナイキもまたオフィスづくりの新たなステージに踏み込み、コミュニティの創発に役立つお手伝いをしてまいります。オフィスづくりも新潮流に
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