ナイキ高齢者福祉施設用家具カタログvol.7
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色彩について内装や家具・調度品のカラーコーディネートは、色が持つイメージ(心理効果)を上手に活用しましょう。心を癒す要素の工夫気分を高揚させ、食欲を刺激する色です。強さ、エネルギー、自発性、外交性、リーダーシップを表し元気と回復力を与えてくれます。赤活発、元気といった陽のイメージ。食べ物や果物などに多く見られ食欲をそそる色で、黒や暗い色とあわせるとエネルギッシュさを感じさせます。オレンジ空や海をイメージさせる日本人に人気の高い色です。清潔で、すがすがしく好感のもてる色です。気持ちを沈静させて、集中力を増します。青目に優しくストレスをやわらげる色です。暖色にも寒色にも属さず、暖かみや涼しさといった温度感を感じさせないので使用する場所を選びません。緑福祉施設などにおいてもそこで生活される高齢者の方々が安心して寛げるように内装や家具、調度品については出来るだけ優しく暖かいイメージに設えたいものです。シンプルであっても家庭的で心が休まる木質系のもの、色合いも元気になる赤や橙色などの暖色系や、心が落ち着く青や緑系の色の張地を選択することで少しでも心のケアを手助けする重要なアイテムになるのではないでしょうか。色彩や香り、音楽などの工夫で、よりいっそう心やすまる空間を演出できます。10

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