奥穴 事務用チェアー(セリフトSLEN型)シート断面図共同開発者インタビュー骨盤(ペルビック)を中心に姿勢をサポートする背もたれと座面設計セリフトは背もたれと座面の両方で姿勢の要になる骨盤をサポート。背にもたれた姿勢でも、仕事中によく見られる前傾姿勢でも骨盤をサポートするため最適姿勢を保持できます。ペルビックランバーサポートセリフトの背もたれはペルビック(骨盤)を中心にランバー(腰椎)もサポート。これにより、作業姿勢でもリクライニング姿勢でも上半身が安定して疲れを軽減します。ペルビックランバーサポートを装着することでより積極的なサポート感を得られます。サポート力は強弱の2段階で調節できます。アンカーフィットシートセリフトの座面には適切な箇所に適度な大きさと数の穴が施されており、お尻周辺と太もも周辺の沈み込み量が調整され、骨盤下部を適度にホールドして骨盤の前ずれを防ぎ、快適な体圧分散を実現しました。国立大学法人 富山大学 芸術文化学部河原 雅典 教授博士(芸術工学)/九州芸術工科大学研究テーマは「民具の人間工学的研究」「身体技法の研究」「人間工学、働態学に基づく製品の研究開発」等。人間工学をもとにした開発事例多数。伝統的な民具の人間工学的な知恵を事務用チェアーに応用。骨盤をしっかりと支え、快適にデスクワークができます。私の研究テーマのひとつが「背負梯子」という伝統的な人力運搬具です。“背負運搬”には「腰椎に荷重をかける道具」と「骨盤に荷重をかける道具」がありますが、骨盤に荷重をかけるほうが背負いやすくて身体も楽です。この構造的な理論を椅子に応用し、骨盤をサポートしながら理想の姿勢を保持できる「セリフト」を共同開発しました。前傾姿勢時でも骨盤を支えて疲れにくく、上半身の自由度が高いために作業がしやすい。まさに理想の一脚です。直立姿勢ランバーペルビック手前前傾姿勢骨盤上部に荷重がかかっていることがわかります。骨盤が適正な位置で止まっています。NEW203背負梯子
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